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教員
原田 浩二 教授
Kouji H. Harada, Ph.D., M.P.H., Pharmacist
日本衛生学会 認定衛生学エキスパート、日本公衆衛生学会 認定専門家
<主な研究領域> 環境衛生学、食品衛生学、分析化学、疫学
研究室:5号館2F 5203
Tel: 075-703-5409
E-mail: k-harada@kpu.ac.jp (@は半角に変えてください)
食品・環境中の化学物質と健康
食品に残留する農薬や、食品・生活環境を通じて私たちが曝露する化学物質について、GC-MSなどを用いた分析法を検討し、食品や生体試料中の濃度を測定します。さらに、得られた曝露データを生活習慣や健康状態などの疫学データと組み合わせ、どのような物質に、どの程度曝露しているのか、そして健康とどのように関係しているのかを解析します。化学分析と疫学の両面から、食と環境の安全性を科学的に評価することを目指します。
食品成分の機能性と個人差
食品に含まれるポリフェノールなどの成分について、食品中の含有量だけでなく、摂取後に体内でどのように吸収・代謝されるのかを分析します。特に、腸内細菌などによる代謝の個人差に着目し、同じ食品を摂取しても体内での成分の動きや健康との関わりがなぜ異なるのかを研究します。食品分析、生体試料の分析、食事・生活習慣などのデータを組み合わせ、食品の機能性を人の健康という視点から評価します。
新しい分析技術から、人の健康を捉える
環境と健康の関係を明らかにするためには、これまで測ることが難しかった化学物質を、より高感度に、より多く、限られた試料から測定する技術も必要です。研究室では、新しい化学分析法の開発や改良に取り組むとともに、そこで得られたデータを疫学研究や国内外のフィールド調査などへ展開します。単一の化学物質だけを見るのではなく、多様な環境要因や生体内の指標、生活習慣などを総合的に捉え、環境と健康の複雑な関係を明らかにする研究を進めています。これは、新規分析技術とExposomics(エクスポソーム)の考え方を発展させる位置づけです。
岡 真優子 准教授(薬剤師)
Mayuko Oka, Ph.D. (Pharmacist)
<主な研究領域> 細菌学,感染薬理学,分子生物学,生化学
研究室:5号館2F 5201
Tel:075-703-5410
E-mail: mayuko-oka@kpu.ac.jp
人には初めて遭遇した細菌の感染を防ぐために自然免疫機能が備わっています。その中心的な役割を担っているのがマクロファージです。マクロファージは体内に侵入した異物を貪食し分解する機能を持っていて、さらに他の免疫細胞と連携プレイをするためのサイトカインを産生します。このような細菌感染マクロファージから産生される因子は、炎症を惹起して慢性炎症の引き金となることがあります。我々は、細菌感染マクロファージに発現する転写因子hypoxia-inducible factor-1(HIF-1)に着目して、マクロファージのもつ生体防御機能を解き明かしていきたいと考えています。私の研究内容を簡単に紹介します。
1. 細胞外小胞を介した細菌とマクロファージの相互作用機序についての研究
大腸菌は、食中毒菌の1つであり、尿路感染や敗血症などの原因菌です。これまで大腸菌の分泌する細胞外小胞がマクロファージのサイトカイン分泌を促す炎症誘発因子として働くことが明らかにされています。一方、近年マクロファージの分泌する細胞外小胞にも炎症誘発作用が見い出されたことから、大腸菌とマクロファージの間ではそれぞれの細胞外小胞による複雑な相互作用が存在すると考えています。そこで、この2つの細胞外小胞に焦点をあてて、まだ知られていない生体防御の機構に迫りたいと考えてています。
2. 結核菌の増殖におよぼすマクロファージの代謝機能の関わりについての研究
ヒト型結核菌の感染は、感染者の約10%が咳や発熱を伴う結核を発症し、多くは無症候状態の潜在性結核となります。発症と潜在性は、菌の増殖と休眠により決定づけられますが、宿主の栄養状態もまた発症の重要な要因であることが知られています。さらに、糖尿病は結核発症のリスクファクターの一つで、宿主の代謝機能が結核の発症に密接に関わっていることが明らかにされています。しかし、宿主の栄養摂取とその代謝機能が結核菌の増殖と休眠の調節にどのように作用しているのかはわかっていません。そこでマクロファージのHIF-1依存的なグルコース代謝と結核菌の増殖を詳細に解析し、結核発症の分子機構を解明したいと考えています。
工藤千鶴 助手(管理栄養士)
Chizuru Kudo (Registered dietitian)
<主な研究領域>
研究室:5号館2F 5201
Tel:075-703-6015
